10曲目のレコーディング

sugi30th_Staff2007-11-03

 この前このブログでは、松尾清憲さんや伊藤銀次さんをお迎えしてのヴォーカル録りのレポートをしましたが、その後も杉さんのニュー・アルバム・レコーディングは順調に進み、現在までに10曲のバック・トラックが完成しました。

 先日も都内某所のスタジオに午後から集合し、2回のセッションが行われました。1回目のセッションは、いつも杉さんのソロ・ライヴの時のメンバー…カルパッチョス(Ds:高橋結子、EB:藤田哲也、EG:渡辺格、 Key:小泉信彦)を迎えてのレコーディング。この日はまず初めに「シャローナに片思い」のリズム録りから。リズム録りと言っても、杉さんの場合はいつもギターやキーボード、場合によっては仮歌まで一緒に演奏して録ります。バンド・サウンドをそのまま生かすためには、このやり方は一番いい方法のようです。シンプルなロックであるが故に、逆に難しいこの曲でしたが、その後格さんの12弦ギターや結ちゃんのブラシ、そして杉さんの仮歌をもう1回ダビングしてとりあえずこの日の作業は終了。藤田さんのベースも、そして小泉さんの生ピアノも最高に格好よく、スピード感とグルーヴ感溢れる素敵な仕上がりとなりました。そして夕食を挟んで、今度は「君はしらない」のレコーディングへと。「シャローナに片思い」とは対照的なミディアム・ナンバーですが、演奏も乗ってきて3テイクでOKが!美しくグッとくるメロディが何とも言えずいい感じです。こちらも格さんの12弦リッケンバッカーが大活躍。最後に先日歌入れが終わっている「マイルドでいこう」に結ちゃんのコーラスをダビングして、この日のレコーディングは深夜1:30に無事終了。


 そして一昨日、また別のスタジオに場所を移して今度は「Xmas in Hospital」と「Welcome Home」のレコーディング。こちらはいつも須藤薫さん&杉さんのジョイント・ライヴでもバックを務める、Chili Dogsのメンバー(Ds:清水淳、EB:谷口守、EG:渡辺格、 Key:小泉信彦)でのセッションでした。昼からまず「Welcome Home」のセッションがスタート。この曲もライヴでは既に数回演奏されていますが、その時のアレンジを基に色々とアイディアがプラスされ、杉さんらしい温かな詞とメロディも、いい感じを醸し出しています。セッションも佳境に入り、とりあえずバック・トラックがほぼ完成。そして次の「Xmas in Hospital」…これは確か昨年冬のSTB139で1回演奏されただけの曲なので、メンバーもまず感じを思い出すところからスタート。しかし予想以上に順調に演奏も進み、無事バック・トラックがほぼ完成。そしてその間、スタジオに結ちゃんが差し入れの「たい焼き」を持って登場!折角なので、ということで「Welcome Home」にハンド・クラップで参加してもらいました。そして今度は須藤薫さんが登場!こちらも折角Chili Dogsのメンバーが揃っているので、ということで一緒に「Welcome Home」のコーラスとハンド・クラップで参加してもらいました。最後に先日録った「君はしらない」に、新たに格さんのグレッチを2本重ねて、その後、出来たばかりの杉さんによる新曲のデモ・テープを聴いて(タイトルもまだ決まっていません。これもニュー・アルバムに収録予定)、この日の作業は0時頃終了。


 ということで、現在までに10曲のバック・トラックの録音がほぼ終了。今日も都内某所のスタジオで杉さんの歌入れが行われます。デビュー30周年に相応しい、杉杉集団総動員のニュー・アルバム、どうぞご期待下さい。

 写真:Chili Dogsのメンバーと(L to R : 清水淳、谷口守、須藤薫杉真理渡辺格、小泉信彦)